みなさまこんにちは！
男娼ナギサの美人秘書、孔小路麗華（あなのこうじれいか）です。
金曜夜から38度も熱が出て下がりません。
しかもこの土日、急に仕事が入って休めないし・・・
お風呂も入れないからお肌ガサガサ、シトーカーの呪いかしら？？？(^^;)
というわけで、メール頂いてもお返事遅くなりま～っす！
さてさて、ナギサ社長の日記の続きです・・・
都京大学物語-15
「入って・・・今日はママもおばあちゃんもいないから・・・」
オレは秋香に言われるがまま、秋香の部屋に入る。
初めて入る秋香の部屋・・・イヤ、初めて入る女子の部屋と言うべきか・・・
「何か食べるもの買ってくるわ」
「オレも行くよ」
「ダメよ、待ってて。近所の人に見られたらマズいもの・・・」
そう言うと秋香は一人で買い物に出かけて行った。
秋香の部屋は女子らしくない殺風景な部屋だった。
そして本棚に並んだ少し淫靡な小説・・・
そこにはかつてオレに貸してくれた本もあった。
そう、阿部公房、『砂の女』・・・(^^;)
30分ほどして秋香が晩メシと飲み物、そしてケーキを買って帰ってきた。
「おめでとう、今日はお誕生日だったよね・・・」
「ぁ、ありがとう・・・覚えていてくれたんだ」
都京大学合格とお誕生日をお祝いしてもらったけど、
ときどき無理をして笑顔を作っている秋香が痛々しい・・・
「私・・・これからどうなるんだろう？」
「秋香なら大丈夫だよ。１年後にはきっと合格するさ」
「私・・・怖いの・・・」
秋香の頬に一粒の涙が・・・
それでは、みなさま、ご機嫌よう！
「お願ぃ・・・1人にしないで・・・今夜は一緒にいて・・・」
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