オレとNは、ほぼ同時にメニューを注文するが、
Nのメニューのほうが先に出来上がった。
時間をずらしているおかげで、ガラガラの社員食堂で、
Nは遠く離れた席へ一人でスタスタと・・・
オレは、あえて違う席にするのも気が悪いかな?と思い、
Nの後を追うように同じテーブルへ・・・
でも、そこで、ふとオレの本音が出た・・・
「タイミング悪いな・・・」
気が緩んでいた・・・Nの前では身構える必要がない・・・
完全に無防備だった・・・
このコトバにNはキレた・・・
Nは仕事が出来るオンナ。
「そんなこと言いにわざわざこのテーブルに来たの?
そんなこと言って失礼じゃない。アナタ、社会人なんでしょう?・・・」
人気の少ない社員食堂で、延々とお説教されてしまった・・・
自分のガキっぽさに嫌気が指した。
そういえば、最近ガキばっか相手してるな・・・
男娼失格かな・・・
ココロの中でNにつぶやく・・・
「オレなんて、オマエが愛するに値しないオトコだよ・・・、
早く、ダンナのもとにお帰り・・・」
テーマ:◆大人の恋愛◆ - ジャンル:アダルト